こんにちは。大学在学中に内定を4つ獲得した後、全て蹴ってフリーランスとして生きていくことを決めてから6年になる鈴木笑里です。
大学2年生の時に経験したイベント司会が天職だと感じ、そこから普通じゃない人生を歩み始めました。
でも実は、普通じゃないなんてそんな大袈裟なことじゃないんです。ただ自分がやりたいことを突き詰めていっただけのこと。
今回は、フリーランスとして歩み始めて苦労したことを3つ厳選してみました!
フリーランスとしてスタートしてから2〜3年のうちに感じた悩みが多いので、フリーランスを目指す方も、スタートしたばかりの方も、すこーしだけは参考になることがあるかもしれません(笑)
では3つ、まとめていきます。
友達や恋人との価値観の違いに悩む
実は、就活が始まり内定を貰い始めたあたりから、同じ大学の友達と話が合わないと感じ、悩む時間が増えていきました。
仕事やプライベートに対する価値観の差を感じたり、「普通じゃない自分が周囲から浮いている」ような違和感を感じたりもしました。
「当たり前」の感覚を共有できなかった
例えば、「当たり前」の概念。
大学を卒業したら就職して、何年か働いて結婚して、30歳前後で子供を産んで、一人前になった証として家を建てたい。それかタワーマンションに住むのもいいなぁ。いずれにせよ、安定した暮らしをするには良い会社に入ることは欠かせないよね。
…という考えの友達が周りには多かったんです。
そういった価値観が悪いとは思いませんが、「当たり前」とも思いません。
そういう友達に就職のことで悩んでいると相談することは難しかったし、「就職しないことにしたよ」と報告した時に怪訝な顔をされたのもショックでした。
何よりも卒業後に話が合わなくて少しずつ疎遠になっていったのも悲しかったですね。
SNSはプライベートの繋がり?
それから細かいところですが、SNSの使い方に関しての価値観で分かり合えないことが多かったです。
どういうことが「普通」なのかは分かりませんし、そもそも「普通」なんてものは存在しないのでしょうが、当時の私の周りには「仕事とプライベートはきっちり分ける」と考えている人が多かったです。
一方で私は、プライベートの付き合いの中から仕事の関係になることもあったし、自分のプライベートを見せて仕事を獲得するような面もありました。
その為にSNSは全てオープンにして本名顔出し。
プライベート=仕事という感覚なので、休みの日にも仕事の為のSNSを更新するというのが日常だったのですが・・・
なかなか理解してもらえませんでした。
お休みの日も決め顔をしちゃう。オフという概念はあまりありません。
一般的には良くないことかもしれないですが、、個人的には嫌ではありません。
ライブなんてチャラついたイベントに行くな!と言う元恋人
恋人と価値観(感覚)の違いで喧嘩に発展したことも何度か・・・(笑)
SNSの使い方は渋々ですが認めてもらえたものの、私の仕事への向き合い方はなかなか理解してもらえませんでした。
誤解のないように言っておくと、別に理解してくれない人が悪いと思っている訳ではありません。価値観が異なるというだけの話です。
イベント・芸能関係は、技術や人との繋がりが重要な仕事なので、現場に出ない日でも先輩の出るステージを見に行ったり、関係者枠でライブイベントに招待してもらったりすることがあります。
どちらも自分の仕事に繋がる可能性が高い大切な時間です。
しかし、「ライブなんてチャラついたイベントに行って!!!けしからん!!!」というような内容のことを言われて大喧嘩になったことも(笑)
いやー、関係者席で大人しく眺めてるだけなんですけど、なかなかそんな光景は想像できないですよね。
・・・どちらが悪いとかいう話ではないのです。
・・・多様な価値観があるので「人それぞれ」で別に良いと今では思っているのですが、自分だけが少数派のような気がしてちょっと寂しかった時期もありました(笑)
ただ、この違和感は事務所に所属させてもらったことで徐々に消えていきました。
大学の同級生という狭い世界から外に出てみたら(当時は大学でも充分広いと思い込んでいたのですが…)、自分と同じような価値観の人が沢山いて、自分で人間関係を好きにカスタマイズできるようになったのは本当に良かったです。
今では居心地の良い人間関係を築けています。
働けなくても何の保証もないことに悩む
フリーランス1年目の夏、海の家で行うイベントの現場で熱中症になってしまったことで、この問題と直面しました。
倒れて、歩けなくなって、過呼吸になって、入院、入院しても熱が下がらないというなかなかハードな出来事だったのですが、この後が更に大変でした。
ほぼ1ヶ月間決まっていたイベントが、全てキャンセル。
1日ですぐに元気になるような熱中症ではなかったので、ドクターストップがかかり、現場に出たくても出られなくなってしまったのです…。
もしも私が会社の正社員だったら、1ヶ月間働けなくても収入がゼロになるということはないでしょう。
しかし、個人事業主とは厳しいものです。
自分で好きに仕事を選べる代わりに、保証は皆無。有給やボーナスという文字は私たちが使う辞書には載っていません。
嵩む病院代…なくなる仕事…。こんなことが起こってしまうと、翌月の収入はゼロです!
とは言え、保証無しというデメリットはあっても私にとってはメリットの方が遥かに上回るので、何年も個人事業主を続けているんですけどね^^
恋愛に悩む
最後は、これです。
人間として生まれてきたからには避けては通れない課題です。
「フリーランス(個人事業主)の人って出会いが多いから恋愛では有利なんじゃないの〜?」
なんて言葉が聞こえてきそうですが(笑)
その問いに対する答えは、半分YESです。
確かに人と会う機会は多いかもしれません。
また会社員の方と比べて柵(しがらみ)が少ない場合もあるので、恋愛に発展しにくい訳ではないのかもしれません。
しかしですね、私の場合は…
出会う方と言ったら仕事を依頼してくださる方が多いのですが、それだけの決定権があるということはそれなりに年齢を重ねた方が多いのです。
たまにお若いクライアントさんとお会いする機会もありますが、皆さん会社員の方なので、お互いに分かり合えないこともなくもないというか…(別にどっちが悪いとかじゃありませんよ!)
「じゃあ同業者が良いじゃん!」と言われたら、明確に否定します。
理由を明らかにすることは避けますが、私たちの業界だと、特に女性は、同業者は絶対に嫌〜!という方がそれなりに多いようです。
同業者同士で仲良くやってらっしゃるカップルも知っていますが、私は3つほど理由があり嫌だな〜と思ってしまいます^^;
ちなみに、ここで言う私の同業者とは、どこかの芸能事務所に所属しているタレントさんのことです。
外見内面ともに魅力的な方が多く人間性的にも好きな方は多いんですが、お付き合いをするのはちょっとな〜って感じですね^^;
「じゃあ、学生時代の同級生とかでいいじゃん?」という声が聞こえてきそうですが・・・
それができたら理想なんですけども、同級生は殆どが会社員として就職しているので感覚が合わないことが多いのです・・・。
じゃあ、私たち、どうすればいいの!?
って悩んだ時期もありました(笑)
私が出した結論としては、無理に恋愛しなくてもいいじゃんってところですね。
しかし、同じフリーランスの方でも業種によっては恋愛が難しくないところもありそうです。
何事も一概には言えないですね〜。
まとめ:悩みがあってもいつかは解決する!
様々な悩みと闘ってきた数年間。
その中にはフリーランス特有の悩みも多かったと思います。
しかし、会社員として就職する人生を送っていたら、それはそれで別の問題に悩まされていたんじゃないかと思います。
それに「今抱えている悩み、1年後にはほぼ全て忘れているよ」的な言葉を聞いたことがありますが、これは確かに納得ですね〜。
時が来れば解決する悩みが殆どだと思いますから、今後も自分が個人事業主であることで何か問題が生じたら、悩めるのは自分の人生をやりたいようにやっている証拠だとポジティブに考えたいと思います^^
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