学校を卒業したら就職しないといけないの?理不尽な就職活動の乗り切り方

こんにちは。大学を卒業すると同時に4つ貰った内定を全て蹴って6年目になる鈴木笑里です。

前回の記事では、恋人と友人と居場所と生き甲斐を全て失ったというドン底の状態から、生き甲斐を見つけた方法について書きました。

精神的には何とか復活を遂げましたが、さらに待ち受けていたのは、就活という恐ろしい試練でした。

今回はその点について書いていきます。

魔の就職活動

当時(2014年)は大学3年生の3月から面接開始で、説明会は2月から行われるという、今(2021年)よりは早いスケジュール感でした。

今まで普通に小中高と卒業して、大学も第一志望のところに入れたんだから、まぁ当然就職するんだよな、と、何の疑いもなく就職活動を始めました。

全身真っ黒、就活の呪い

ただ、毎日が憂鬱でした。

なぜって、全身真っ黒を強いられているから。

髪の毛は真っ黒必須。お洒落のカケラもない一本縛り。前髪は長く伸ばしたものをパカっと分けてピン留めしておでこ全開。化粧品は薄い色のものしか使ってはいけない。スーツも真っ黒なもの限定。靴もカバンも真っ黒で飾りのないもの。そんな格好で毎日行かなければならなかったからです。

全身黒で毎日お葬式のような気分になっていました。

また、面接時のドアのノックは3回とか、カバンは右側に置くとか、そんなくだらないルールも本当に必要なんでしょうか…?

何の宗教組織だ?

暗黙のルールができてしまっている日本の制度がどうなのかなぁと疑問に感じました。

正直、みんな同じ格好の真っ黒な学生がワンサカいる説明会会場が気持ち悪かったんです。

ルールとして明文化されている訳ではないけれども、真っ黒が「当たり前」でほぼ強制という、その価値観・同調圧力が私にとっては物凄く不愉快でした。

しかし今になって考えてみると、当然のように就活を始めた私自身も「当たり前」の価値観を認めていたということですよね。にも関わらず、日本の「空気」を全面的に受け入れることはできなかった。不思議な感覚です。

圧迫面接をしてくる企業

就職活動経験者なら一度は出会ったことがあるかもしれません。圧迫面接とは厄介なものです。

圧迫面接というのは、学生の臨機応変さ(対応力)や壁にぶち当たった時の解決策を見出す態度などを見るには確かに有効な手段かもしれません。

しかし、学生を試すようなことをする企業って何様なの?という思いが残りました。

就活はお見合いと一緒で、学生と企業側がそれぞれ対等な立場でお互いにジャッジをし合う場であるはずです。

それなのに、明らかに学生を下に見ているような会社もあり(もちろんそうでないところもあります)、そこも就職に対する疑問を抱いた一因でもあります。

つまり、そのような会社に就職したら、社員はコマの一つとしてしか見てもらえなくなる。更に言うと、会社の言いなりで動くことになるから自己実現の場ではなくなってしまうと考えたのです。

理不尽な就活を乗り切った方法

服装・髪型・持ち物・謎のルール・圧迫面接。

他にも数えきれない程の理不尽さに直面して変な気持ちになることもありましたが、憂鬱にならない為に心掛けていたことが一つありました。

それは、「就活をゲームだと思う」ことです。

エントリーシートの提出から、一次面接〜役員面接までの全てを、「内定獲得」というゲームクリアの為の手段だと思うようにしたら、それなりに楽しく感じてきたこともありました(笑)

「内定獲得」によって承認欲求が満たされ、自己肯定感がアップするので、それを報酬と捉えモチベーションを保ってきたという感じです。

就職自体に疑問を抱く

私はイベント主催時の経験から、「積極的に挑戦する仕事がしたい」、もっと言うと、「イベントに関わる仕事、司会をしたい」と思っていました。

そのため、就職活動で選考を受ける会社は「イベント系の会社」「娯楽・エンタメ系の会社」「イベントに関係がある新規事業を行う可能性がある会社」に絞って見ていました。

ES(エントリーシート)を送った殆どの会社で最終選考まで進むことができ、有り難いことに内定を4ついただきました。大学4年生の5月の時点です。

この時までは当たり前のように就職をするものだと思っていたのですが、ここで疑問が。

内定先を一つに絞る為に内定をいただいた会社でアルバイトをしてみたのですが、これは私がやりたかったことではないんじゃないのか…?と思ってきてしまったのです。

だからと言って、何のアテもない私に「就職やめまーす」と言う勇気もなく、ただただ将来を悲観するしかありませんでした。

でも、できることなら就職を避けたい。

次回は就職を避ける為にやったことについて書いていきます。

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