水耕栽培で藻の大量発生|対策しないとどうなる?意外なメリットも

こんにちは。家庭菜園を始め2ヶ月が経ち少しずつ慣れてきた鈴木笑里です。

バジルとミニトマトの種を巻き、ある程度成長してきたところで間引きしました。

そしてその間引きした苗をペットボトルに移し水耕栽培でも並行して育てているところです。

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水耕栽培を始めて1ヶ月程ですが、最近、急激に気温が上がってきたことで問題が…。

そう、「藻」です。

今回は藻についてまとめてみたいと思います。

そもそも藻とは?どこから発生する?

水耕栽培で発生する「藻」とは、植物プランクトンのことです。

水中で光合成をして生きる小さな生物ですね。

メダカなどを飼っている水槽が緑色になったり、池や田んぼで緑色のドロっとしたものが見られたりしますが、それと同じものです。

また、ワカメなどの海藻やまりもなども「藻」の仲間です。様々な形に姿を変えて生き残ってきた進化論上の強者です。

強者…つまり、どこからともなくやってきて、どこでも生きることができるのです。

具体的には空気中に藻の胞子が存在していたり、買ってきた容器に付着していたり、水の中に潜んでいたり…

目に見えないので「どこから来たか」は定かではないのですが、生命力が強いのですぐに大量発生してしまいます。

藻が繁殖する為の条件は「光」と「栄養」たったそれだけです。恐るべし藻の生命力。

藻が大量発生する原因・条件

水耕栽培を始めて1ヶ月が経ちますが、ここ2週間くらいで藻が発生するようになりました。

考えられる一番の原因は「気温の上昇」です。

ここ2週間ほどは毎日25度を超え、30度に達する日もありました。

「日光」の力が強まったことが藻(植物)にとっては好条件だったのでしょう。

他に考えられる原因は、水換えの頻度が低かった・肥料の濃度が高過ぎた・長時間光に当て過ぎた

などでしょうか。

藻が発生することで生じる植物への悪影響

藻が大量発生することで生じると考えられる悪影響は次の3つです。

1.藻に栄養を取られてしまう

容器の水の中の栄養素は有限なので、育てている植物と藻で栄養の取り合いになってしまうということですね。

2.根っこで藻が繁殖して栄養素の吸収を阻害する

こちらはミニトマトの根です。根っこまで藻がついてしまっています。

根から栄養を吸収するのに、藻が邪魔をしてしまうのではないかと心配になってしまいますね…。

3.何よりも見た目が悪い

水耕栽培は清潔感があって見ているだけで癒されるなぁ…

と思っていたのも束の間、残念な状態になってしまいました。。

科学的な根拠は見つからなかったので、1と2はあくまで感覚的な推測です。

ただ、次のような意見もありました。

藻が発生することでメリットもある?

こちらも科学的な文献を見つけられた訳ではないのですが、

藻の悪影響を案じる一方で、水耕栽培で藻が生じることでメリットもあるとする意見もあります。

考えられるメリットは次の2つ。

1.植物の生育に適した環境であるかどうかを確かめられる

藻の成長に必要な条件は「光」と「栄養」です。

これはバジルやミニトマトなどの植物が成長するのに必要なものと全く同じです。

藻も光合成をする植物の一種なので、大量発生するということは水質が植物の成長に適した状態であると確認することができます。

2.藻が光合成で酸素を発生させるので植物にとってプラスになる

藻が日光を浴びて光合成をすることで酸素を作り出します。

水中の酸素濃度が高まることによって、バジルやミニトマトなどの水耕栽培をしている植物の成長が促進される可能性があるということです(あくまで「可能性」です)。

収穫する野菜に悪影響は?

色々と調べてみた結論として、収穫した野菜を食べることに関してはそこまでの悪影響はなさそうです。

というのも、藻は植物プランクトンであり、病気でも毒になるものでもないからです。

そもそも藻の緑色は葉緑素の色です。考え方によってはただの植物ですよね(笑)。

どこにでも存在しているものなのですが、大量発生することで緑が目立ってしまっているということでしょう。

田んぼや不衛生な水槽などに発生しているのを見ていることから「汚い」というイメージを持ってしまっているだけなのだと思います。

野菜そのものが侵されていない限りは、しっかり洗って食べれば特段の問題はないように思われます。

どうしても気になる場合はアルミホイルで対策を

とは言っても、やはり見た目的に少々気になるというのが正直な感想です。

どうせ育てるなら綺麗に育ててあげたいという気持ちもあります。

藻を発生させない為には、「日光を当てない」「栄養を与えない」ということが必要になりますが、

それだとバジルとミニトマトの成長も期待できなくなってしまいます…。

そこで、肥料で栄養は与えつつ、藻が発生する容器の中の部分にだけ光を当てないようにアルミホイルを巻いて対策をすることにしました。

藻の対策をしたものとしないもので成長に差は出るか

しかし、藻が生えることで植物にとってメリットがあるかもしれないという意見があることも踏まえて、対照実験をしてみることにしました。

藻は植物にとってデメリットなのか?メリットがあるのか?

ほぼ同じ大きさに成長しているバジルでやってみます。

片方は容器にアルミホイルを巻いて藻の対策をし、もう片方はなにもせず今まで通り日光に当てます。

スポンジ部分にも藻が生えていたので、しっかり覆います。

肥料の与え方や日照時間など他の条件は全く変えずに様子を見てみたいと思います。

藻が発生することは水耕栽培を行う植物にとってデメリットしかないのか?或いはメリットとなるのか?

数ヶ月後には判明することを期待してしばらく観察してみます^_^

参考まで。水耕栽培にはこの肥料を使っています。↓

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