こんにちは。イベント司会業やナレーター、日本語講師の仕事をしています鈴木笑里です。
私は千葉県館山市という土地の出身です。
千葉というと東京から近いからそこそこ栄えていて便利なところだと思われがちなのですが、
実際は、東京から100キロ以上も離れている自然たっぷりの土地です。

ここです。
都心からは遠いですが、きれいな海に囲まれていて気持ちの良い場所です。

※アップする3つの力という結論を早く見たい方は
最後のまとめに飛んでいただいても構いません。
千葉県民は都民と同じ感覚という幻想
実は、かつての私は、
関東だし、ましてや首都東京のお隣なのだから、都心部の人たちと同じような感覚を持っていると信じて疑いませんでした。
まさに「井の中の蛙大海を知らず」状態だったのですが、その信念が崩れた瞬間がありました。
それは、地元から少し離れた高校に入学して言葉が通じないと察した瞬間です。
高校は木更津市という、館山から電車で90分ほど行った場所にありました。

ここ、千葉の真ん中あたりですね。
決して栄えている街という訳ではありませんが、
館山から比べると少し都心部に近付くので交通の便などはかなり良くなります。
日常的にここに身を置くようになった瞬間に、言葉が通じなくなってしまったのです。
都民どころか、同じ県内の人とも
上手くコミュニケーションが図れないことを察知して絶望しました。
訛り・方言によって意思疎通が困難に…
具体的には、
「そんな言葉は使わない」「イントネーションが変で何を言っているのかわからない」
などの指摘を受け、私は大いに混乱しました。
精一杯ゆっくり綺麗に話しているつもりなのに、相手にはそうは映らなかったのです。
「通じない」と書いてしまいましたが、正確には、
「言いたいことは伝わるが違和感がある」状態だったのだと思います。
そのような指摘を受けてから、少しだけ人と話すのが怖くなってしまいました。
また変なイントネーションで話したら相手に誤解を与えてしまうかもしれない。
「これだから田舎者は」と思われてしまう。
自分だけではなく地元・館山の評価も落としてしまう。
…
そこから徹底的に日本語のアクセントやイントネーションの勉強をしました。
訛りや方言は実は素晴らしいツール
この記事を読んでいる方に誤解を与えたくないのは、私は決して方言否定派ではないということです。
方言や訛りは、その土地に古くから伝わる素晴らしいものであり、
仲間意識を高めてくれたり個性を表現するのに役立ったりすることが多々あります。
それ自体は誇るべきものだと思うのです。
正式な場では標準語がベター
ただ、コミュニケーションを円滑に図りたい時や正式な場などでは、
標準語に近い一般的な言葉遣いをした方が効果的だと考えています。
特に、正式な場。
たとえば会議やプレゼン、面接やお見合いなど…。
印象が大事になる場面では、極力方言や訛りを排除した綺麗な日本語を使った方が、
基本的には印象が良くなります。
大事なのは使い分けができるということ
地元での日常生活や親しい人との会話で方言を排除する必要はありませんが、
大切なのは、「標準語との切り替えができる」ということなのではないでしょうか。
友達や家族と出かける時にはラフな格好をするけれども、仕事や正式な場ではスーツを着る。
方言と標準語の切り替えというのは、それと似たようなものです。
美しい日本語を知ることで自分の印象を操作できるようになるのですから、身に付けない手はありません。
訛りや方言に自分で気付くのは不可能
ただ、かつての私がそうだったように、
言葉の偏りというのはなかなか自分で気付けるものではないんですよね。
生まれ育った地元にいる時間が長い人であれば、付き合う人間も同じ言葉を使っているので、
なおさら気付く機会を得られない環境になっていると思います。
心配な方は、一度別の土地出身の方や専門的な勉強をした方に、
自分が使う言葉について勇気を出して尋ねてみても良いかもしれません。
普段使いの言葉と美しい日本語、両方使えることにより、必ず自分の価値は高まります。
まとめ:美しい標準語を身に付けると大幅に印象がアップする
訛りや方言は興味深い文化として誇るべきものですし、
アイデンティティーの一つになっている方も多いでしょう。
それ自体は将来に渡って守り続けられたら良いのかなと思います。
しかし一方で、標準語「も」身に着けることで、
生活の質がかなり変わりました。
これは私自身の体験から身に染みて感じたことでもあります。
具体的には、
すんなりと話が通じるようになった(コミュニケーション能力の上昇)、
洗練されたイメージを持ってもらえ信頼が得られるようになった(印象アップ)、
綺麗な日本語を話せるようになり自信がついた(自己肯定感の上昇)など、
多くの場面で利益を享受できていると感じます。
生活の質を変えてみたいという方は、是非一度、
自分の話し方について振り返ってみてはいかがでしょうか?
もちろん私も専門的な教育を受けていますので、お力になれるかと思います。
30分無料カウンセリング・レッスンも(zoom・Skype・LINEビデオ通話 等 を利用して)行っています。
ご興味のある方は、お問い合わせフォームまたはLINEにてご連絡ください。
