今や、世界中で知らない人はいない程の高い知名度・人気を誇っているポケモン。
1996年に初めてゲームソフトが発売されて以来、世界中の多くの人々にプレイされてきました。
スマートフォンアプリ「ポケモンGO」が社会現象になったのも記憶に新しいですよね。
今の若い世代の方々は、成長段階で必ずポケモンに触れてきたと言っても良いのではないかと思います。
例に漏れず私もそうです。
そんな「ポケモン世代」の私が、ポケモンにハマっていく過程と、今まで漠然と思っていた「ポケモンの人気の秘訣」について文章化してみました。
なるほど〜と思ってもらえたり、共感していただけたりすると嬉しいです。
私とポケモンとの関わり
ポケモンとの出会い
私が初めてポケモンと出会ったのは3歳くらいの時です。
旅館を経営している祖母の家にお客さんが忘れていった「ポケモン緑」のソフトを祖母に与えられたのがキッカケで、ゲームボーイに触れるようになりました。
もちろんゲーム内のテキストの日本語は殆ど理解できていないし、平仮名を読むのもやっとでした。
ポケモンで文字や言葉の意味を覚えるのは「ポケモン世代あるある」ですよね(笑)。
通っていた幼稚園内でもポケモンのアニメが大流行し、見ていないと話についていけない程。
そして「ポケモン言えるかな?」を覚えている子はヒーローでした。
幼稚園のおともだちと語っているうちにどんどんポケモンの魅力にハマっていき、
小学校5年生くらいまではゲームをプレイするし、毎週アニメを見るし、毎年映画も見に行っていました。
ポケモン離れ
しかしこれも「ポケモン世代あるある」だと思うのですが、その日は突然訪れました。
身に覚えがある方も多いと思います。
…そう、「ポケモン離れ」です。
「まだポケモンやってるの、ダサくない?」みたいな謎の風潮があり、小学校高学年くらいになるとどんどん周りがポケモンから距離を置き始めるんですよね…。
当時は私もその流れに乗ってしまいました。
再熱中
しかし中学生になってすぐ、あの時の選択は間違っていたと我に返りました(笑)。
ポケモンの楽しさに再びハマり、DS片手に明けても暮れてもポケモン。
気付いたら出会った日から20年以上…。
一度は離れた時期があったとは言っても、実は、
大学を選んだのは「ポケモン研究会」という大学公認のサークルの存在があったからだし、
もっと言うと、卒業後に内定を全部蹴って芸能の道に進むと決めたのは、「ポケモンのイベントに関わりたい」という強い想いがあったからでした。
私の人生はポケモンによって導かれていると言っても過言ではありません。
ここまで私がポケモンに惹かれている理由は一体何なのでしょうか。
コミュニケーションツールとしてのポケモン
ただの対戦ゲームではない
もし、これが世の中によくあるただの「対戦ゲーム」だったら
ここまで好きにはなっていなかったと思っています。
幼稚園のおともだちと一緒にお話をしたのは、バトルのことよりも「ゲームのバージョンの違い」や「裏技」のことでした。
中学に上がって改めてポケモンって楽しいなと思ったのは、いとこと一緒に地下通路で化石掘りという協力プレイをしている時でした。
これはつまり、ポケモンというゲームは対戦要素だけでなく、
モンスター同士を交換したり共にミッションを達成したりという「協力」の要素が重要な部分を占めているということです。
言い換えると、ゲーム内だけでなく現実でも「コミュニケーション」を図って仲良くなれる要素が大きいということです。
ゲームを超えて繋がれる
コミュニケーションツールとして機能することを重要視して開発されているので
ゲームを超えたリアルな世界でも「繋がり」が広がる。
その傾向はポケモンが世に出て20年以上経過した今でも変わらず、
制作陣の気持ちも20年前と全く同じ、
そして私はそんな彼らを敬慕しています。
本編のゲームのコンセプトだけでなく、
同時に展開されているアニメ・漫画・オフィシャルショップ・イベントなど 全てのコンテンツが
「コミュニケーションを促進させる」という世界観の元に成り立っています。
わかりやすい例を挙げると、ポケモンGOのイベントもそうですね。
「レアポケモン出てるよ!」という知らない人同士の情報交換から、実際に協力して捕まえるという交流が起こり、ゲームの世界を超えた現実でも仲が深まるということがあったりしますよね。
ポケモンが世界中で長年にわたって受け入れられ愛され続けている理由はそこだと思います。
私はそんなポケモンの理念に心酔し20年以上にも渡って魅了され続けているので、
一番わかりやすくコミュニケーションを楽しめ、人と人を繋げられる「イベント」という部分にこだわってきました。
参加者として楽しませてもらったのは勿論ですが、その経験があるからこそ、自身が発信者として人々を繋げていきたい。
そんな想いで今まで関わらせていただいていました。
そして、これからもそうであり続けたいです。
きっと私だけでない全世界の人々が、
ゲームや映像などの「コンテンツを超えて繋がることができる」という部分に惹きつけられて
虜になっているのでしょう。
このような魅力的なコンテンツのイベントというフィールドに関わることができてとても幸せに思っています。
先日、3年間 関わらせていただいていた「ポケモンガオーレ」というゲームのファイナルステージを終え、
感慨に浸りつつ、改めてポケモンが好きな理由について考えてみたのでした。
仕事において関わることができた全ての方々に感謝の意を表するとともに、
これからも個人としてもポケモンの大ファンであり続けたいと心から想っています。
ポケモンガオーレファイナルステージの動画はこちら。