子犬を迎えた翌日にケンネルコフで危険な状態になってしまった件

こんにちは。可愛い子犬ちゃんと家族になれて幸せいっぱいの鈴木笑里です。

マルチーズ×ヨークシャーテリアのしろちゃんです。尻尾の先が白いからしろちゃんなのです。

今となっては毎日元気におもちゃで遊んでいるのですが、実は風邪を引いてしまいずっと咳が止まらず大変な数日間を過ごしていました。

処置が早ければ助かることも多いと思うので、是非参考にしていただきたく記事にすることにしました。

迎え入れた日は健康状態に問題なし

ペットショップからしろちゃんを連れて来て、

我が家に迎え入れた日。

初日なのに人見知りをせず、ご飯もモリモリ食べました。

少し軟便ぎみだと聞いていたのですが、そこも特に問題なく、このままスクスクと成長していくのだと思っていましたが・・・

翌日からくしゃみが出始める

翌朝の様子。

食欲がありおもちゃにも元気に反応するしろちゃん。

ただ、少しくしゃみが出るようになったことが気になりました。

時間を追うごとに頻度が多くなっている気がしたので、夜近くになって動物病院へ連れて行きました。

ケンネルコフによる気管支炎と診断される

診察台の上で獣医さんに口の中を覗かれ、「気管支炎があります」とのこと。

ケンネルコフというよくある犬の風邪だと言われました。

ただ、ケンネルコフとは風邪の総称で、ウイルスを特定するのは難しいという説明も受けました。

軽いうちに完治させた方が良いということで、2週間分の抗生剤を処方してもらいました。

そう、この時はまだ軽かったのです・・・。

まだ小さいからという理由で薬は液体のタイプで、注射器みたいな形のポンプで1日2回飲ませるものでした。

薬を貰ってひと安心…と思いきや、診察が終わって待合室でお会計を待つ間にどんどん症状が悪化していくのがわかりました。

たまに出ていたくしゃみが連続して出るようになり、咳だかくしゃみだかよく分からないのが止まらなく苦しそうなしろちゃん。

早く薬を飲ませてあげたくて仕方がありませんでした。

初めてのお薬に苦戦

この薬(抗生剤)は苦いらしく、しろちゃんは苦戦していました。もちろん、飲ませる私も苦戦(笑)

なかなかポンプの先端を舐めようとしてくれません。

症状を落ち着かせる為と、心を鬼にして何とか飲ませました。

呼吸が苦しそうで最悪の事態を想定・・・

病院から帰って来た夜、咳の発作のようなもの(以下、発作)がしばらく続くようになってしまいました。

10分くらいすると多少は落ち着くのですが、数分経つとまた始まる。

発作が起こっている間は寝ようとしても呼吸が苦しくて寝られないみたいで、咳やくしゃみと闘いながら、ゲージ内をずっとウロウロ動き回っていました…。

もちろん辛いのはしろちゃんですが、こっちも消耗してしまいそうなくらい見ていて可哀想でした(/_;)

あまりにも心配だったので、この日は一晩中付きっきり。

もしも、しろちゃんがいなくなってしまったら…。

最悪の事態が頭をよぎりました。

一瞬でも考えるだけで涙が出そうで、気が狂いそうになっていました。

実はこの時点で、しろちゃんと初めて会ってから僅か30時間ほど。

こんな短時間でここまでの愛情を抱けるようになっていることに自分でも驚きました。

どんなに大きくなってもいいから、どんなに見た目が変わってしまってもいいから、芸ができなくてもいいから、ただただ健康に育ってほしい。

それ以外のことは何も望まない。

可愛いこの子が元気でいてくれるというだけで最高に幸せなことなんだ。と思いました。

翌日になって更に病状が悪化

度重なる咳やくしゃみで何度も起きてしまいつつも、落ち着いている間に少しずつ眠り、何とか朝を迎えたしろちゃん。

病状は相変わらずです。

前日の夜とこの日の朝と、2回薬を飲ませてあげましたが、一向に良くなる気配はありません…。

それどころか、夕方になって発作の回数が増え、呼吸も難しそうな状態になってしまいました。。

前日までは咳の発作と闘いつつも動く元気はあったのですが、この日はもう動ける体力もなく、苦しそうにゴロンと転がっていました。

このままでは呼吸ができなくなってしまうのではないかと危険を感じ、もう一度動物病院へ連れて行きました。

回復するかどうかは本人の免疫力次第

前日とは別の先生の診察でした。

なかなか厳しい状態、とのこと。

診察台の上ではアドレナリンが出て咳が止まる子が多い中、ひっきりなしに咳が出ているしろちゃんの状態を見て獣医さんの口から出た言葉です。

「回復させるのは薬ではありません。この子の免疫力次第です。」

その言葉を聞き、どうかもう少し闘って勝ってほしいと、文字通り「神に祈る思い」でした。

咳止めの薬と気管支拡張剤が追加されました。

数日闘って、徐々に快方へ

咳止めを2回飲ませた頃から、少しだけ発作が減ってきているような感覚がありました。

薬の力は偉大ですが、それよりも、しろちゃんの生命力は本物でした。

どんなに咳が出ていてもご飯はしっかり食べるし、外に出て遊びたがる。

もちろん遊ばせる訳にはいかず安静にさせていましたが・・・(笑)

何日か経つと咳は減ってきて、

残ったのは、軽いくしゃみと、グフっグフっと言って鼻水を飛ばすだけになりました(笑)

まだ出会って数日なんですが、愛おしくて仕方ない。鼻水を顔に飛ばされても何とも思いません^^

咳き込むことが減ったのでしっかり眠れるようにもなりました!

お薬を飲むことにも慣れました。

2本同時に喜んでぺろぺろしてます(笑)

苦いはずなのに喜んで…うーん…まだ味覚があまり発達してないのかな…^^;

まとめ:病院に行かなければおそらく助かっていなかった・・・

咳やくしゃみが止まらず呼吸するのが苦しそうな愛犬が目の前にいるのに、何もできない無力な自分が情けなくなり、このまま呼吸ができなくなってしまったらどうしようと精神的に辛い数日間を過ごしてきました。

しかし本当に苦しかったのは本人(本犬?(笑))に違いありません。

何もできないと言っても、病院に連れて行ってあげることはできます。

自分で喋れないからこそ、何気ない普段の行動をじっくり観察し、少しでも異変を見つけたらすぐに病院に連れて行ってあげる。

これが、飼い主にできる最大限の愛情表現かなと思いました^^

最後に

元気になったしろちゃん。

いつまでも長生きしてね、しろちゃん^^

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