こんにちは。大学を卒業しフリーランスという生き方を始めて6年、鈴木笑里です。
プロのイベント司会者になりたくて内定を辞退し、イベントの世界で生きることにしました。
前回は生活資金を稼ぐ上で学生の意識からプロ意識に変えていったという内容や、大学卒業直前に内定辞退をしたという話を書きました。
今回はフリーランスとして走り出したものの、
なかなか自分のやりたい仕事にありつけず下積み的な仕事ばかりしていた時期について書いてみます。
仕事を得るのに必要な「信頼」と「技術」
この頃回してもらえていた仕事は、イベント会場でお客さんにお声がけをしてチラシを配ったり、商品の販売促進キャンペーンでサンプルを配ったりするような内容でした。
まずはイベント司会者の仕事を得る為の下積みをしなければならなかったのです。
プロとして人前に立てるようになるには、登録している事務所の信頼を得ることと、技術的な訓練が必要でした。
技術的な訓練というのは具体的には、笑顔の作り方や立ち方などの立ち居振る舞い、何時間喋っても枯れないように喉を鍛えることなどです。
一日中絶え間なく笑顔を振りまくことで表情筋が鍛えられ、賑やかなイベント会場で大声を張り上げることで喉も鍛えられていきました。
司会者として大人数の前に立つ為にはどうしても必要なことだったのだと思います。
運良く回してもらえた仕事を毎回必死にこなしているうちに、大学4年生の年度末は近付いてきていました。
少しだけ、4月から何とか生活していけるかもしれないという見通しが立ち始めていました。
考えなければならないお金のこと
そんなこんなで、大学生という肩書きを失い、「個人事業主(フリーランス)」として生きていくことになりました。
年明けから働いていた分のギャラ(出演料)は、4月末には口座に振り込まれる予定になっていました。
イベント業界はお金の回りが遅いのですが、何とか計画通りに進み、ホッとしていたのを覚えています。
望まない仕事・選考に落ち続ける屈辱
新入社員が自分のやりたかった仕事以外にも下積みをしなければならないのと同じように、フリーランスという立場でも下積みは避けては通れませんでした。
大学卒業後の4月から主にやっていた仕事はタバコのサンプリング(サンプルを配ること)です。
居酒屋に行き、新商品が出たんですよ~とタバコの説明をし、サンプルを渡し、その場で吸ってもらう。そしてその感想を持ち帰るという仕事でした。
これは当初私がやりたかった仕事とはかけ離れていましたが、事務所の信頼を得る為、生活費を稼ぐ為に毎日頑張っていました。
タバコのサンプリングって意外に厳しいんですよね。何時間にも渡る研修で知識とマナーを叩き込まれるし、数字も出さないといけませんでしたし、喫煙エリアの環境はお世辞にも良いとは言えない物でした…。
そして何よりも酔っ払ってる人の注目を惹きつけるのが容易ではないんです…。
大声を張り上げないといけないし、頭を使って説明しないと聞いてもらえない。
正直やりたい仕事ではありませんでしたが、この下積み経験は司会の仕事にも活きているんじゃないかなと思います。
他にも、某携帯会社の乗り換えキャンペーンで営業をしたり、街中で口臭予防系のタブレットのサンプルを配ったり、東京ビッグサイトの企業向け展示会で笑顔を振りまきながらチラシを配ったりしていました。
展示会は書類選考やオーディションがあるので、この頃の慣れていない私としては、入れたらめちゃくちゃラッキー!という感じでした。選考に落ち続けて凹み続ける日々(笑)
急に訪れた仕事の転機
…という、楽ではない下積み経験を続けていましたが、フリーランス1年目の夏に転機が訪れます。
芸能事務所に所属することになったのです。
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