「自分への優しさ」の正体

昔、友人と話していると突然こんなことを聞かれました。

 

「『自分に優しく』ってどういう意味だと思う?」

 

友人にもきっと思うことが色々あって哲学をしていたのでしょう。

 

その時は上手い答えがサクッと出てこなかったのですが、

数日間考えているうちにピンときた出来事があります。

 

 

 

夜ご飯の準備をしていた時のことです。

 

お肉は大量に買ってきて冷凍しておくことが多い節約派の私は、

いつも通り鶏肉を解凍して使おうとしていました。

 

レンジで軽く解凍しながら

(あぁ、今から一口サイズに切り分けないといけないんだなぁ)

と少し面倒臭がりモードになっていたんですよね。

皮がなかなか切れない鶏肉は細かく切るのに骨が折れますもんね…(笑)。

 

しかしレンジが「チーン!」と解凍完了の合図をしてくれたと同時に、私は感動に包まれることに…。

 

なんと、鶏肉が一口大に細かく切り分けられていたのです。。。

 

ボケボケな私は、この鶏肉を冷凍した前日の夜のことを全く覚えていなかったのですが

おそらく「調理が簡単になるように」と、

将来の自分のことを思って 切ってから冷凍庫に入れてあげたのでしょう…。

前日のことぐらい覚えておけ!って思いますけどねぇ…(笑)。

 

ここで哲学の着地点に至ったのです。

 

「自分に優しく」とはまさにこれのことだ!と。

 

様々な考えがあるだろうし全部正解だとは思うのですが、

 

将来の自分を労(ねぎら)ってあげること、

将来の自分の為に何かをしてあげること

 

これが「自分に優しくする」ことの具体的な形の一つなんだなぁと

鶏肉に気付かされました。

 

この後、上機嫌で鼻歌を歌いながらフライパンに一口サイズの鶏肉を投入したのは

想像に難くないですよね(笑)。

 

 

「自分に優しくする」と聞くと、

「自分が本当に好きなことをする」とか

「たまには甘やかしてあげる」とか

「欲望に正直に生きる」とか

そういう印象を抱いていたのですが、

 

もっと長期的に考えて、

「将来の自分」に視点を置いてあげることで

より自分の幸せに貢献することができるのかなぁと思いました。

 

 

自分の好きなものを食べると一時的な幸せは得られますが、

好きなものを我慢してダイエットをした方が長期的な幸せが得られることだってあるかもしれません。

 

疲れたから今日は早く寝ようというのは一時的な幸せかもしれませんが、

将来の自分の為に疲れていても資格の勉強をするというのは確実に長期的な幸せに繋がりますよね。

 

本当の意味での「自分への優しさ」というものは、

長い目で将来の自分のことを考えないと見えてこないのかもしれませんね。

 

…と、毎日一時的な幸福を求めて甘いものばかり食べている私が言っても全く説得力がありませんけどね…(笑)。。

 

 

まぁ、「長期的な視点」ということで言うと

「自己投資」に近い考え方かもしれません。

 

ということで、私はこれから将来の自分の健康面を考えて

甘いものの摂取量を減らしていくべきだな〜と思っています(笑)。

思っているだけです…(笑)。

 

タイトルとURLをコピーしました